令和6年新茶に向けて。生産者さん、製造者の方々のコメントをご紹介いたします。

静岡・カネマツ製茶さん

 原点回帰して新しいアレンジを加えることが望まれている中、生産者グループの方々は基本を忠実に工夫や改善をし栽培に励んでおります。 カネ松製茶では、気候の変化も視野に入れ、お客様に最高の味をお届けできるよう生産者の方々と何度も打ち合わせや、観察をしてきました。 出来上がった新茶がおいしくなり、ご期待に応えられるよう最後まで手を抜かず真心をこめて丁寧に「ふる分け」「乾燥」「火入れ」の製造工程を行いたいと思います。 どうぞ、今年の予約新茶をご期待ください。

牧の原・向笠農園さん

 向笠園では一昨年からお茶の栽培にコーヒーを使用しています。 数年かけて品質試験を実施し、冬場にコーヒー堆肥や稲わらなどの有機物を畑に撒くことでお茶本来の持つ甘さや香りをより一層引き立てられる事が出来ると考えています。 是非今年もお茶好きな皆様に美味しい新茶を飲んで牧之原の新茶の香りをお届けしたいです。 ※使用しているコーヒー堆肥は本来なら飲料メーカーから抽出後に廃棄されるものですが、お茶畑への使用が広がれば、お茶品質の向上、高騰が続く肥料代の削減、フードロスといった社会問題の改善が期待される資材です。

静岡・荻間 冨田農園さん

 ㋣ 冨田農園、今年もがんばります! 大変厳しい状況下で生産した昨年のお茶でしたが、踏ん張った甲斐あって一定の評価をいただくことができ、ありがとうございました。 しかしながら、生産現場を取り巻く状況は相変わらずどころか高齢化も相まって益々厳しさを増している感さえします。  「冨田さんちのお茶は、やっぱ美味しいね!」 そんな声が聞こえてくると、元気が出ます。 疲れや不安が吹っ飛びます。 そういうお声を聞きたくて、次はもっと美味しいお茶を…と 力が湧いてくるのです。  雨もたっぷり降って緑も濃くなり、茶畑の園相は良好です。気温の上昇と共に新茶に向かってまっしぐらです。 肥料を少し増やし、研究心&向上心をもって”家族一丸” 今年もがんばります!

いくみ村 齊藤さん

 静岡県の茶草場農法」実践者として最高位で世界農業遺産に認定されて10年が経過しました。 日本古来の植物、昆虫、小動物を守り続けたことが評価されたものですが、何百年も続けてきた仕事です。目新しい言葉で言えばSDGs(持続可能な開発目標)かと思います。  これから、芽吹きの時期になりますが、香の高い新茶がお届けできるよう茶畑としっかり向き合っていきたいと思います。 しっかり休眠した茶樹から力強い新芽が芽吹きます。 自然と共生する一杯を、あなたに届けます。

薩摩・知覧 宮原園さん

V

 鹿児島は茶葉の生産量が日本一となりました! 知覧後岳は寒暖の差が大きく、山間の冷涼な気候と、蛇紋岩を含む土地が、良質な茶葉が育つ最適な場所です。 本年も鹿児島・知覧 後岳で採れる良質な茶葉を使用し、熟練の茶匠の手によって丹精こめて作り上げまます。 尚一層の努力を重ね、受け継がれた伝統と確かな技術が生み出す、色・味・最高な新茶をお届け致します。